米、史上最長の景気拡大に幕 鈍い成長、格差拡大

有料記事

ニューヨーク=江渕崇 ワシントン=青山直篤
[PR]

 米経済の山と谷を判定する全米経済研究所(NBER)は8日、2月から米国が「景気後退」に入ったと認定した。128カ月間の景気拡大は近代史上最も長かったが、成長の足取りは鈍く、格差は拡大した。空前の財政金融政策で雇用回復を図るが、今後は不況に沈む企業の「救済」のあり方も焦点となる。

 「雇用と生産の落ち込みは前例のない勢いで、経済の幅広い領域が影響を受けた」。NBERは景気後退入りの判断をした理由をこう説明した。

ここから続き

 1854年以降で最長だった…

この記事は有料記事です。残り1545文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら