「自分だけ遅れているんじゃ…」 オンライン就活に不安

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寺沢尚晃 森岡航平
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 来春卒業見込みの大学生らを対象とした企業の採用面接が今月から本格化した。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で群馬県内の就職活動も様変わり。学生側も企業側も、オンラインの画面越しにじりじりしている。

 「当行を志望した理由を教えてください」。東和銀行の面接担当者2人が向き合うのはタブレット端末だ。インターネットでつながった学生が画面に映る。東和銀の広報担当者は「この状況での直接の面談は感染リスクがある。画面越しでも学生の長所を見極められるようにしたい」と話す。最終面接は検温などの対策を取った上で、対面での面接を予定している。「対面して、学生の全体像をみたい」

 政府が求めた就活ルールでは会社説明会は3月、採用面接は6月にそれぞれ「解禁」となる。とはいえ強制力はなく、求人が多く学生が有利な「売り手市場」では解禁日を待たずに採用活動を始める企業も少なくないと見られてきた。それがコロナ禍で採用の動きが鈍り、むしろ長期化が懸念されている。

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 県は例年、説明会が解禁にな…

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