営業時間外の「間借りカレー」 低リスク、独立の一歩に
松永佳伸
飲食店の営業時間外に店舗を借りて料理を提供する「間借りレストラン」が広がりつつある。店の調理器具や食器などが利用でき、初期投資を抑えながら「お試し」感覚でチャレンジできる。店側は家賃収入を得られ、互いの利益が合致する。最近では間借りから卒業して独立する店も出始めている。
スパイスの効いたカレーライスが人気の「ANDY CURRY(アンディーカリー)」は、名古屋市東区泉1丁目のダイニングバーを間借りし、ランチタイムだけ営業している。
カウンターにはワイングラスや洋酒のボトルが並ぶ。メニューは、レギュラーメニューのチキンカレーとキーマカレー、週替わりの創作カレーの3品が味わえる。
店主の安藤佳孝さん(36)は、ダイニングバーの共同経営者だったが、2018年7月、カレー店として独立することを決意。営業していない昼間のダイニングバーを借り、スパイスの研究を重ねている。店は口コミで評判となり、毎日40~50食分のルーを用意しているが、売り切れることもあるという。安藤さんは、調理器具や食器なども店のものを使わせてもらっている。
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「初期投資が抑えられ、失敗…
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