奈良の舞子はユーチューバー 京都じゃできない素顔発信

有料記事

岡田匠
【動画】奈良の舞子がユーチューバーに=岡田匠撮影
[PR]

 奈良の「舞子(まいこ)」がユーチューバーになった。1月に動画配信を始め、白塗りの化粧の仕方を紹介するなど、再生回数は12万回を超える。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が広がった4月からはライブ配信を始め、「バーチャルお座敷」にも挑戦。花街の日常や舞子の素顔を発信している。

 京都の「舞妓」に対し、奈良では「舞子」と表記される。ユーチューブの「ならまち花あかりちゃんねる」には、世界遺産興福寺の南に残る花街・元林院(がんりんいん)の舞子、菊愛(きくえ)さん(20)と、きく浪(なみ)さん(19)の2人が主に登場する。

 お茶屋「つるや」に所属し、芸妓(げいこ)の菊乃(きくの)さん(47)が育てる。元林院には最盛期の昭和初期、200人の芸妓や舞子がいたというが、今では芸妓は菊乃さんだけ、舞子は3人になった。

ここから続き

 5月中旬、元林院にある飲食…

この記事は有料記事です。残り1168文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら