歌舞伎町のホスト苦悩 店「休んだら罰金」…そして感染

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川嶋かえ 長野佑介
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 「『夜の街』で働く人の多くは、感染拡大が騒がれても、人ごととしかとらえていない。感染者が出ても非公表で営業を続ける店はほかにもあるだろうし、感染はもっと広がっていると思う」

 新宿・歌舞伎町のホストクラブでホストとして働く20代の男性は、電話取材にそう語った。新型コロナウイルスに感染し、6月はじめから療養用の東京都内のホテルにとどまっている。

 歌舞伎町のホストクラブやキャバクラの多くは、緊急事態宣言が出された4月はじめにいったん営業を自粛した。だが東京都の休業要請が続くなかで、次々と営業を再開した。男性が働く店も2週間ほど臨時休業したものの、4月中旬には営業を再開した。

 店で異変があったのは、5月に入ってからだという。スタッフの1人が、37・5度以上の発熱が1週間以上続き、店を休んだ。ただPCR検査は受けないまま、店に復帰した。

 しばらくして、男性も38・5度の熱が出た。検査で陽性と判明した。男性の頭をよぎったのは、驚きよりも不安だった。

営業続ける店、働き続ける同僚

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 男性は感染を防ぐため、自宅…

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