段ボールで「透ける描ける」ついたて 園児の顔見て給食

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城真弓
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 新型コロナウイルスの感染確認が続く北九州市で、感染防止のための「ついたて」が話題になっている。幼稚園児に楽しい給食時間を過ごしてもらおうと、段ボール箱の製造販売会社がつくったパーティション。コロナによる売り上げ減の苦境をチャンスに変えた、その人気の秘密とは――。

 北九州市小倉南区に本社を置く「太陽インダストリー」。1965年設立で、市内外7カ所に工場や事業所がある。段ボール箱のほか、強化プラスチック製品の製作なども手がける。

 新型コロナの影響で、取引先のメーカーが工場を停止させるなど物流が減り、同社の売り上げも減った。工場で働く従業員も一時帰休させざるをえなかった。

 そんななか、段ボールを使って何かできないかと、開発したのがパーティションだ。透明の塩化ビニルを貼った段ボールを、2枚の土台で支える。小倉北区役所の窓口で使ってもらっていたところ、同区の光沢寺中井幼稚園の村上里絵園長(60)の目にとまった。

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