沈黙の飯場、コロナを拡散 政府はSIMカードを配った

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聞き手・神田大介
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【朝日新聞ポッドキャスト】新型コロナとの戦い 世界の現場から@シンガポール

 新型コロナウイルスが各国で感染拡大する中、当初は抑え込みに成功していたシンガポール。4月ごろから感染者の数が急増しました。背景には、この国ならではの事情があったといいます。シンガポール支局の西村宏治記者に聞きました。

ポッドキャストでは

封じ込めに成功していたはずのシンガポール。急に感染が広がった背景について、西村宏治記者がリポートします。全3回の連載で、次回はあす配信の予定です。

Q シンガポール政府は、どんな新型コロナ対策をとってきたんですか。

A 当初は、感染経路を徹底的に追いかけました。それで、感染の疑いがあるひとを隔離して、クラスターをつぶしていったんです。PCR検査も、濃厚接触者が中心でした。

 ドライブスルー検査のようなやり方については、政府は「国内感染が広がっていない段階でたくさんの人を検査しても、感染者が見つかる可能性が低いのでやらない」と言っていました。

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 このやり方は最初はうまくい…

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