笠松競馬(岐阜県笠松町)のトップ騎手で鳴らした東川公則(まさのり)さん(50)が調教師に転身し、5日の同競馬第1レースで初勝利を挙げた。東川さんが管理する馬は三男の慎騎手(19)を乗せてゴールを駆け抜け、調教師としての一歩を踏み出した。

 東川さんは愛知県一宮市出身で、1987年に騎手デビュー。笠松競馬が存廃に揺れた2000年代には騎手会長を務め、街頭にも立って存続を訴えた。今年3月に引退するまで活躍を続け、地方競馬で2786勝を挙げた。笠松に所属した騎手では中央競馬に移った安藤勝己さん(60)、安藤光彰さん(61)ら3人に次ぐ勝利数だ。

 昨年、慎さんが笠松競馬の騎手になり、自身の現役生活に区切りを付けた。今年に入って調教師試験に合格し、5月に笠松で厩舎(きゅうしゃ)を開業。新型コロナウイルスの影響で馬主らへの営業が限られたが、まず5頭を預かり、今月3日からのシリーズで3頭を出走させた。すべて慎さんが騎乗した。

 5日の第1レース。東川厩舎の…

この記事は有料記事です。残り339文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料記事です。残り339文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料記事です。残り339文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
関連ニュース