コロナ禍の情報、やさしい日本語で発信を 外国人の願い
聞き手・北村有樹子
ハッカライネン・ニーナさん
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちのくらしや社会を大きく変えました。直面する不安に、どう向き合い、乗り越えていけばいいのか。日本で外国人支援に取り組むハッカライネン・ニーナさんに聞きました。
ハッカライネン・ニーナ フィンランド出身。1992年に留学で初来日。計20年以上、日本で暮らす。京都市での生活が長く、いまは大津市在住。通訳・翻訳や講師の仕事をかけ持つ。市民グループ「外国人女性の会パルヨン」の創設者。
日本で暮らす外国人女性の支援を、京都と東京を拠点に活動する市民グループ「パルヨン」でしています。最近、新型コロナウイルスに関する相談も寄せられています。
経済面の相談が目立ちます。「仕事が減り困っている。公的な支援制度を教えてほしい」という人も。私は日本の社会保障制度を熟知しているわけではないのでインターネットで調べたり、役所や社会福祉協議会に問い合わせたりして、家賃や個人事業主向けの給付金を紹介しました。
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