「ちりも積もれば」Jクラブ、減収補う有料トークショー

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岩佐友 勝見壮史
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 6月下旬から段階的に公式戦を開催することが決まったJリーグ。ようやく明るい兆しが見えたが、経営面の不安は拭えない。当面は無観客開催となり、各クラブの収入の柱である入場料が見込めないからだ。少しでも補おうと、ちょっと違ったチケット収入を狙う動きが出てきた。選手らが登場する、有料トークショーだ。

 FC東京は6日、7日、13日にオンラインで選手やOBが出演するイベントを開く。5月以降、20本以上無料で動画を配信してきたが、有料化に踏み切った。チケットは2千円。クラブ関係者の思いは切実だ。「ちりも積もれば、です」

 Jリーグによると、2018年度のJ1~3全クラブの合計収益1257億円のうち、入場料収入は192億円。スポンサー収入に次いで2番目に多い。「夏以降、資金繰りが厳しくなるクラブがあるのではないか」と危ぶむ声は複数のクラブ関係者から上がる。

 補えるような対策がないのが実情だが、すでに有料トークショーを開いた横浜マは、一定の手ごたえをつかんでいる。5月16、17日に計4回開催。1回90分で200人限定。2500円のチケットは即日完売し、計約200万円の売り上げだった。

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