「壁当て」できるラグビー球 コロナで脚光、定着なるか
壁に向かってラグビーボールを投げると、跳ね返って投げた人の手元に戻ってくる。不規則な動きがおなじみのラグビーボールで、まるでCG(コンピューターグラフィックス)のような動画がSNSで話題を呼んでいる。
「壁当て」ができるラグビーボールは、南アフリカの企業が2014年に開発した「シャドーボール」。重さや形、触り心地は公式球と変わらない。ただ、片方の先端が少し平らになっていて、この面を壁に向けて投げることで真っすぐに跳ね返ってくる仕組みだ。楕円(だえん)球に慣れているラグビー経験者なら、すぐにうまくいくという。
華麗な「壁当て」に反響
スーパーラグビーに参戦したサンウルブズのスタッフが2年前、遠征先の南アフリカで見つけた。トップリーグのトヨタ自動車やU19日本代表などが練習に導入したものの、知名度はいま一つ。ところが、ある動画がきっかけで脚光を浴びる存在になった。
新型コロナウイルスの影響でチーム練習が相次いで休止となっているなか、元日本代表の立川理道(クボタ)が4月、華麗な「壁当て」をSNSに投稿。「戻ってくるラグビーボールが不思議」などと反響を呼んだ。
サンウルブズにスタッフが出…
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