静岡)県地震防災センターがリニューアル

阿久沢悦子
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 東海、東南海地震のメカニズムや被害想定について学べる静岡市葵区駒形通5丁目の静岡県地震防災センターが、1年5カ月ぶりにリニューアルオープンした。近年の風水害の増加に伴い、展示内容を一新。台風被害や富士山噴火についてコーナーを新設し、VTRなど視覚教材を多用して危険性を伝えている。

 同センターは1989年4月に開館。施設の老朽化のため、2019年1月から休館し、展示の入れ替え作業を進めてきた。リニューアルの費用は約11億4200万円。

 1階の「地震・津波」コーナーには、地震の場面で座席が揺れる大画面シアターや、東日本大震災熊本地震阪神淡路大震災などの揺れが体験できる機器を設置。2階の風水害コーナーでは、台風の接近とともに避難の準備をどう進めるかを解説。富士山の噴火に伴い、溶岩流が何時間後にどの地域に流れ込むかを、プロジェクションマッピングで示した。県内35市町のハザードマップも閲覧できる。3階は研修室や図書室で、防災関係機関や自主防災会の研修利用を見込んでいる。

 2日から事前予約制で見学を受け入れる。団体は5コースに分かれ定員30人、個人は1日4回の時間制で定員20人。問い合わせは同センター(054・251・7100)へ。(阿久沢悦子)

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