岩手)漆黒の床 映える緑 盛岡・南昌荘

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太田原奈都乃
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 盛岡市清水町にある明治時代の邸宅「南昌荘(なんしょうそう)」で、磨き込まれた漆黒の床に庭園の木々の緑が映える「床緑(ゆかみどり)」が訪れる人を和ませている。6月末ごろまで楽しめそうという。

 約30畳の板の間「南昌の間」。庭に面した広いガラス戸いっぱいに、シダレカツラやモミジなどの緑が広がる。矢巾町から訪れた遠藤美知子さん(70)は「和の雰囲気が素敵でうっとりしたわ」。

 南昌荘は実業家の邸宅として1885年に建てられた。国の登録記念物で、市の保護庭園・景観重要建造物にも指定され、いわて生協が所有する。同生協の牧野典子さん(64)は「新型コロナウイルスで我慢の日々が続くが、静かな時間が流れるこの空間で、気分転換してもらえたら」と話す。

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 開園は午前10時~午後5時…

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