大村知事の「医療崩壊」論争 大阪反発、都知事は静観?

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小林圭 堀川勝元
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 東京、大阪は医療崩壊が起きた――。愛知県大村秀章知事が新型コロナウイルスへの対応でそう発言していることに、大阪府吉村洋文知事と大阪市松井一郎市長が反発した。「第2波」へ警戒が続くなか、「医療崩壊」の認識をめぐり、厳しい言葉の応酬となった。

 大村氏は、11日の記者会見で「病院に入れない。救急を断るという二つは医療崩壊。それが東京と大阪で起きた。医療崩壊を起こしたら行政としては負け、何を言いつくろっても結果だ」と述べた。26日にも、病院で受け入れ困難だった感染者数や救急件数などの情報公開や検証が全国で必要だと報道陣に話し、「首都圏や大阪圏で大きな課題だ」と強調した。

 これに対して吉村氏が27日、ツイッターに「大阪で医療崩壊は起きていません。何を根拠に言っているのか全く不明です。受け入れてくれた大阪の医療関係者に対しても失礼な話です。東京もそうですが」と投稿。松井氏も同日、「大村さん、大阪が医療崩壊している事実ってなんでしょうか? 貴方(あなた)も公人なんだからエビデンスを示して下さい」と反論を書き込んだ。

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 28日、大村氏は記者会見で…

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