容疑者に手錠なし、「やけどを考慮」 京都府警が会見

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 京都アニメーション第1スタジオの放火殺人事件で、京都府警が27日、捜査本部のある伏見署(京都市伏見区)で記者会見を開いた。青葉真司容疑者(42)の逮捕について、やけどの容体に配慮しながら逮捕を急いだ様子が明らかになった。主な質疑は、以下の通り。

 ――逮捕時の認否や、青葉容疑者の様子は。

 ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思い実行したと、事実関係を認めている。態度は落ち着いていた。病室で逮捕状を執行した。

 ――依然やけどの治療を受けている状態で、逮捕に踏み切った理由は。

 本人の容体が回復してきており、勾留に耐えられると判断した。完治には相当の期間を要するので、記憶が薄れていくといったリスクも懸念した。取り調べにあたっては医療態勢を整え、容体を確認しながら進めていく。

 ――入院時の態度は。

 治療は積極的に受けていたと聞いている。

 ――現時点の容体は。

 自分で全てをできる状況ではなく、看護師らの介護を受けて食事などをしている。自力歩行はできず、ストレッチャーを使って移動している。

 ――青葉容疑者が手錠をせずに伏見署に入った理由は。

 やけどの状況などを考慮した。

 ――逮捕の当日に送検するという異例の手続きは、警察施設での留置が難しいと判断したためか。

 医療態勢という面で、そう理解してもらっていい。

ここから続き

 ――犯行時の凶器や、放火の…

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