「本屋やめとき!」でも地元で 夢持ち続ける女性の思い

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小原智恵
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 「地元で本屋を開きたい」という夢の実現に向け準備を進める愛知県大府市出身の古賀詩穂子さん(28)。その一歩として本屋の状況を深掘りしたフリーマガジン「読点magazine、」を創刊した。今春帰郷し、コロナ禍で悩みながらも、「世代を超え、知的好奇心をわかせてくれる大事な場所」として魅せられた本屋を、と次のステップに進もうとしている。

 古賀さんは大学卒業後、書籍の流通を担う出版取次に勤務。名古屋市内の本屋を毎日営業でまわる中で、「おじさんからギャルまで、目的がなくても知性や気づきが凝縮された1冊とつながれる場所」と、本屋の大事さに気づいた。

 一方で、ネットの普及で本屋に行く人が減り店舗が減る中、「大事な場所を自分で」と地元で本屋をつくりたいと思うようになった。3年勤めた会社を辞め、経験を積むために本にまつわる企画を行う「エディトリアル・ジェットセット」(東京)に転職した。

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 昨年11月にフリーマガジン…

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