宣言解除、梅田駅は前週比約2倍の人出 首都圏も増加

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嘉幡久敬 加藤諒
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 近畿3府県で緊急事態宣言が解除されて初の週末となった23日(土曜日)、3府県を中心に人出が大きく戻ったことがわかった。25日に解除が見込まれる首都圏でもじわりと増えている。

 ソフトバンクの子会社アグープから、スマートフォンの位置情報をもとに集計した主要駅周辺の推計人口データを提供してもらい、午後3時台の人出を1週間前の16日と比べた。

 前の週と比べて増加率が特に大きいのは大阪駅大阪メトロ梅田駅で、それぞれ96・0%、94・3%。3府県ではほかに、なんば駅(大阪市)68・2%、京都河原町駅京都市)が63・1%、三ノ宮駅(神戸市)は39・6%だった。大阪では、その前週の9日と比べると増加傾向が顕著で、梅田駅が2・5倍、大阪駅は2・3倍、なんば駅は2・1倍となった。

 宣言が続く首都圏1都3県でも、前の週と比べて池袋駅47・7%、吉祥寺駅42・7%、横浜駅36・4%などの増加となった。他の都市では那覇空港駅80・4%、栄駅(名古屋市)63・4%、博多駅福岡市)62・7%、金沢駅54・7%などが目立つ。(嘉幡久敬)

上野も買い物客大勢

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除を控える東京・上野のアメ横商店街では24日、大勢の買い物客が繰り出し、かつてのにぎわいを取り戻したようだった。店先からは威勢のいい呼び込みとともに、「宣言が解除されても安心できませんよ!」と、行き交う人にマスク着用を促す掛け声も飛んでいた。

 商店街には軒先にマスクが入った段ボール箱を山積みにした店や、「激安」と銘打って消毒液を販売する店も。小さなテーブルを囲んで客が密集する居酒屋でも多くの客が杯を交わし、上機嫌に語らっていた。(加藤諒)

23日の主な駅の人出増減率

札幌駅(北海道)   -1・3%

勾当台公園駅(宮城県)+7・7%

水戸駅茨城県)   +33・3%

ここから続き

大宮駅(埼玉県)   +32…

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