香川)「閑散線区の議論開始」言及 JR四国・次期社長

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大野正智
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 JR四国の次期社長に決まった西牧世博(つぐひろ)専務(65)が22日、高松市の本社で記者会見を開いた。厳しい経営環境下でのかじ取りに、「会社発足以来、最悪の危機的状況。責任の重さを痛感し、身が引き締まる思いだ」と述べた。

 JR四国は、新型コロナウイルスの影響で2020年3月期決算の営業赤字が120億円。連結決算の公表を始めた00年3月期以降で最大の赤字幅だった。運輸収入も会社の発足から最低となり、3月には国から経営改善を指導された。

 西牧氏は「閑散線区をどうするかという議論を始めざるを得ない」と述べ、不採算路線の存廃を含めた検討をする必要性に言及。「5年以内には始めませんかとの問いかけをする必要がある」と語った。

 四国4県や同社、国が参加す…

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