政府は22日午前の閣議で、東京高検の黒川弘務検事長(63)の辞職を承認した。黒川氏は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中に産経新聞記者と朝日新聞社員らとマージャンをしていたことが報じられ、21日に森雅子法相を通じて辞職願を安倍晋三首相に提出していた。

 森法相は22日の会見で「検察や行政に対する信頼を損ねた。おわび申し上げる」として陳謝した。

 黒川氏は検事総長らと同じく、任命や退官に内閣の閣議決定が必要な「認証官」。同日午後、天皇が認めて正式に辞職する見通し。政府は後任に、林真琴・名古屋高検検事長(62)をあてる方向で調整している。

 マージャン問題は、20日の週…

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