世界の新しい生活様式 ひじであいさつ、結婚式5人まで

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ワシントン=香取啓介
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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、日本政府は「新しい生活様式」の実践を呼びかけている。ただ、これは日本に限ったことではない。英ケンブリッジ大の専門家は各国の事例をもとに、300項目以上のリストをつくって公開している。私たちの参考になる内容も少なくない。

実践と提案 313項目

 同大のウィリアム・サザーランド教授(環境保全学)らは4月半ばから、行動規制を解除した後も、感染拡大を防ぐために実践されたり、提案されたりしている世界各国の「新しい生活様式」をまとめ、公表してきた。現時点で欧米を中心に集めた項目は313に上る。

 ウイルスは、せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)に多く含まれる。直接飛沫を浴びたり、ウイルスがついたものの表面に触れたりして、手指から口や鼻を経由してのどに取り込まれることで感染する。リストはこうしたウイルスの特性を踏まえた内容になっている。日本の厚生労働省が推奨する実践例と一部は重なるものの、より具体的な対策もある。

 たとえば、ウイルスが付いたものを指先で触らないように、エレベーターの行き先ボタンなどは指の関節で押す、ドアはひじや背中で開ける、といった対策を紹介。エレベーターの密閉空間を避けるためになるべく階段を使ったり、建物や店舗の入り口と出口を分け、一方通行にして人がすれ違わないようにしたりすることもあげている。

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 また、あいさつする際、欧米…

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