「マル獄」の技で医療ガウン 少年刑務所の受刑者手作り
阿部浩明
「マル獄」ブランドといえば、函館少年刑務所(北海道函館市)の受刑者が生み出す、人気の布製雑貨シリーズだ。その刑務作業で培った縫製技術を生かして、いま作っているのは、医療用ガウン。新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者の力になりたい。受刑者たちは、そんな気持ちを込めて生産に励んでいる。
大ヒット「マル獄」ブランド生み出した熟練の技を新型コロナ対策に
医療現場では、医師らの体全体を覆って飛沫(ひまつ)感染を防ぐ医療用ガウンの不足が続いている。ウイルスに感染しているか調べるPCR検査のとき、あるいは救急搬送のときなど、あらゆる場面で必需品になっている。
このため法務省が、縫製工場のある全国41カ所の刑務所にガウンの生産を呼びかけた。約120万着を作り、厚生労働省を通じて全国の医療機関に届けようとしている。
ここから続き
函館少年刑務所の作業場では…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]