原発避難の男性が「孤独死」 コロナ禍で会えず発見遅く

三浦英之 小手川太朗
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 原発事故で浪江町から南相馬市の災害公営住宅に避難していた60代の男性が、自室で「孤独死」しているのが見つかった。南相馬署員が13日、男性の親族と一緒に部屋を訪れ、確認した。事件性はなく、死後数カ月とみられている。新型コロナウイルスの影響で発見が遅れた可能性がある。

 浪江町社会福祉協議会によると、男性は一人暮らし。社協の相談員が毎月、見回り訪問をしていたが、新型コロナの影響で2月中旬からインターホン越しや携帯電話でのやりとりに変えた。3月4日に電話した際、男性は「散歩もしているし、今のところは問題ない」と話したという。

 社協は「新型コロナの影響で対面での対応が難しくなり、異変に気づきにくい状況が生まれている」と話している。三浦英之、小手川太朗)

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