とろけるメロン、甘くない現実 コロナで技能実習生来ず

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井上潜
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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、農家の人手不足が深刻になっている。海外からの入国規制が厳しくなり、貴重な「戦力」となっている技能実習生が来日できないためだ。北海道を代表する夏の味覚、メロンの栽培もピンチに陥っている。

「収穫に欠かせない戦力」、コロナ禍で来日見込めず

 美しいラベンダー畑やテレビドラマ「北の国から」の舞台として知られ、多くの観光客が訪れる北海道富良野市。その富良野盆地は、夕張などと並ぶ有数のメロン産地として知られている。一日の寒暖差が大きく、水はけも良く、甘くてとろけるメロンが育つと評判の土地だ。

 このうちの一つ、富良野市山部地区の坂口農産では、メロンの植え付けが終盤を迎えていた。ベトナム人の技能実習生5人がハウスの中で、余分な芽や茎、葉を摘み取る作業に汗を流す。一株に残す実を減らし、残った果実を大きくするために欠かせない作業だ。

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 「ベトナム人のほかに、中国…

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