コロナ専用病室、看護師は全員独身 最前線の現場の工夫

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池田敏行
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 県内で新型コロナウイルスの感染者を受け入れる施設の一つ、栃木県那須塩原市の菅間(かんま)記念病院が施設の一部を公開した。二次感染を防ぐため、感染防止対策は厳重。最前線で働く医師や看護師たちは「自分たちがやらねばならない」と気を引き締める。

 同病院は338病床、医師約30人、看護師約250人の県北の基幹病院だ。3月下旬、本院の隣の建物を新型コロナ専用の病棟にした。発熱外来、感染症隔離室などがあり、民間病院では全国でも珍しい短時間で結果の分かる最新のPCR検査装置を導入した。4月には20件の検査を実施した。

 専用病室で25人を受け入れられる。担当の看護師13人はすべて独身。病院側は「家庭内への感染を防ぐことを念頭に人選した」と説明する。看護師はフェースシールドや高機能マスクのほか、二重の手袋と防護服で全身をカバーしている。

 廊下の動線も赤、黄色などのラインを引き、患者の重軽症ごとに区別。看護責任者の松本千速さんは「手探りで動線の設定やマニュアルを完成させた。我々が守るしかないという意識がそうさせた」と話した。

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 呼吸器内科専門の担当医丹内…

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