脱力系からくり人形、「クスッ」と笑って SNSで個展

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山崎毅朗
【動画】SNS上で紹介されている「脱力系」からくり人形・原田和明さんの作品
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 ハンドルを回すと、向かい合ったマスク姿の人形がU字磁石が反発し合うように、つかず離れず前後する。作品名は「ソーシャルディスタンス」――。新型コロナウイルスの感染拡大で、休館する美術館やギャラリーがまだ少なくない中、SNS上で作品動画を紹介しているアーティストがいる。作品の醸す絶妙な「脱力感」が見る人たちを癒やしている。

 Twitter(@kazu_automatist)上で作品を日替わりで紹介する「個展」を開いているのは、山口市在住のからくり人形作家、原田和明さん(45)。歯車がかみ合うと、木の温かみを感じさせる人形がユーモアあふれる動きをみせる。

 原田さんは日本では数少ない、「オートマタ」の専業作家。オートマタとは、西洋からくり人形のこと。山口市秋穂に自宅兼アトリエを構え作品を制作している。

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 山口県光市出身で、印刷会社…

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