軽症のコロナ患者、スマホで経過観察 職員の負担減狙う

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久保田侑暉
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 大阪府新型コロナウイルスに感染した軽症や無症状の患者を経過観察する際、健康状態を患者にスマートフォンで入力してもらい、関係者で共有するシステムを導入した。これまで保健所の職員らが聞き取っていたが、激務状態にある職員の負担を減らすのが狙い。全国的に珍しい取り組みだという。

 入力してもらう情報は体温や体調の変化、頭痛や鼻づまりがあるかなど。1日2回、専用のページからスマホで入力してもらうと、IT企業のサイボウズ東京都)が提供するクラウドサービス「kintone(キントーン)」を使った「新型コロナウイルス対応状況管理システム」に情報が集まる。

電話での聞き取り、職員らに負担

 保健所の職員や府の担当者が見ることができるようになり、体調変化など気になる点があれば、個別に電話連絡する。対象は自宅や宿泊施設で療養している軽症や無症状の患者で約100人(15日時点、最大は4月27日時点の約470人)。入院中の患者は病院が健康状態を把握しているが、自宅やホテルにいる療養者はこれまで保健所の職員やホテルで対応する看護師が電話で1日1、2回聞き取って経過観察していた。

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