川崎病に似た症状の子102人、NY州 コロナと関連は

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ニューヨーク=藤原学思
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 米ニューヨーク(NY)州のクオモ知事は13日、州内で102人の子どもが、発熱や発疹が続く原因不明の難病「川崎病」と似た症状を起こしたと明らかにした。このうち7割は集中治療室(ICU)に入ることが必要になり、3人が死亡したという。過半数が新型コロナウイルスの検査で陽性と診断されており、詳しい原因を調査している。

 NY州ではこれまでに約34万人が新型コロナに感染し、約2万2千人が亡くなっている。ただ、子どもが重症となるケースは少なく、入院者の1%未満だった。クオモ氏は会見で「親にとっては最悪の悪夢だが、子どももウイルスから重大な影響を受ける可能性がある」と述べ、体調の変化などに注意するよう呼びかけた。

 NY州によると、確認をされているのは「多臓器炎症型疾患」。主な症状として、5日以上の発熱▽激しい腹痛や下痢、嘔吐(おうと)▽目の充血▽皮膚の発疹などが確認されている。また、皮膚が青白くなったり、呼吸が困難になったりするケースもあるという。

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 症状が出た年齢は、5~9歳…

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