セクハラ報告、事実確認せず社長辞任で幕引き?

有料記事

東京経済部・藤崎麻里
[PR]

取材考記

 声をあげること。その勇気の重みを感じる取材が続いている。

 3月、服飾大手ストライプインターナショナルの創業社長だった石川康晴氏(49)による女性社員らへのセクハラ行為などがあったとする社内の報告を機に、社外取締役らによる「臨時査問会」が開かれていた問題を報じた。

 報道の2日後、石川氏は社長を辞任した。理由は「報道でお騒がせした」というもの。査問会で指摘されたセクハラなどについては今も事実を認めていない。同社広報は「(査問会で報告された案件は)女性が直接訴えたものではなく、資料の内容からも女性を特定できなかった」と説明している。

 ストライプ社は3月末、「ハ…

この記事は有料記事です。残り635文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら