「客の連絡先を保管」「卓上塩ダメ」再開のドイツ飲食店

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ロストック〈ドイツ北部〉=野島淳
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 ドイツ新型コロナウイルス対策にともなう規制の緩和が進んでいる。市民に行動制限を課してきた欧州の中では、早めの緩和だ。一部の州では飲食店も再開し、様々な「新ルール」が導入された。ただ、元通りには程遠く、飲食店の経営者らの間には不安が残る。

 北部メクレンブルク・フォアポンメルン州は、ドイツでも最も早い9日から、飲食店の再開を認めた。

 同州ロストックにあるメキシコ料理店に立ち寄り、屋外席に座ると、マスクをして手袋をはめた店員のトーマスさん(41)に「連絡先を聞きますが、いいですか」と聞かれた。

 トーマスさんは入店時間や人数などとともに、名前と電話番号を手元の一覧表に書き込む。2週間は保管し、その後、細断するという。「これが決まりなので。守っていないといって通報されると、また営業できなくなりますから」

 同州は14日時点で、10万人当たりの感染者数が46人と、国内で最も少なく、飲食店などの再開を急いだ。ただ様々な条件を課した。

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 その一つが客の連絡先の確認…

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