広がるタクシーの休業、休車 運転手に募る不安

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神山純一
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 新型コロナウイルスによる外出自粛などで利用客が急減するタクシー業界で、休業や営業台数を一時的に減らす「休車」が増え始めている。ドライバーたちの生活にも影響が出ているが、政府の緊急事態宣言は5月末まで延長され、解除されても客がすぐに戻ってくるかは不透明だ。

 「利用者の落ち込みが大きすぎる。観光客が戻ってきてくれるイメージも持てない」。京都市伏見区の「高速タクシー」の松田有司社長は、4月18日にタクシー事業の休業に入った。

 4月の売上高は前年比で8割減。同業他社で運転手の新型コロナへの感染が出た不安もあり、タクシー約100台の稼働を続けられなくなった。運転手約150人は自宅待機とし、国の「雇用調整助成金」(雇調金)を使って給与の6割強を補償する方針という。

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