コロナに無策の安保理 米中「幼稚な外交戦」の内幕は

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ニューヨーク=藤原学思
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 世界で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、「国際の平和と安全」に責任を負う国連安全保障理事会が何もできずにいる。常任理事国の米国と中国の対立激化で、深刻な機能不全に陥っているためだ。グテーレス国連事務総長は全ての紛争当事者に即時停戦を求め、新型コロナ対策に集中するよう呼びかけているが、それを後押しする決議案の文言すら合意できない惨状だ。(ニューヨーク=藤原学思

 新型コロナの世界的な感染拡大について、世界保健機関(WHO)は3月11日、パンデミック(世界的大流行)に認定。グテーレス氏は同23日、「紛争を停止し、私たちの命をかけた真の闘いに力を結集する時だ」と訴えた。シリア内戦やイエメン内戦を念頭に、紛争当事者に即時停戦を求め、新型コロナ対策に注力すべきだと呼びかけた。

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 即時停戦を実現させるには…

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