石川)ようかんアマビエラベル 被災地支援で知った絵

三井新
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 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、石川県小松市の老舗和菓子屋「松葉屋」が、ネット上でも話題の妖怪「アマビエ」のイラストをラベルにしたようかんの販売を始めている。

 看板商品の栗むしようかんに使用。半人半魚の妖怪を、青を基調に、ポップでおちゃめなキャラクターとして描き、「みんなで みんなを 守るのよ」とのメッセージも添える。

 同社常務の那谷忠之さん(47)は東日本大震災が発生した2011年以降、県菓子工業組合青年部の一員として、岩手県宮古市内で和菓子教室を開くなどの被災地支援を続けてきた。

 そうした中、先月、宮古市を拠点に活動するデザイン会社「アートエリーズ」が手がけたこのイラストの存在を知り、今月に入って使用許諾を得たという。同社のイラストレーター、近江絵理さん(32)は「石川で使ってもらえるとは不思議な感じ。でも、役に立ててよかった」と喜ぶ。

 アマビエには、疫病が流行したら、その姿を絵に描いて人々に見せることで終息する言い伝えがある。那谷さんは「お札としてラベルはずっと残してもらえれば」と話す。

 1本750円(税込み)。問い合わせは松葉屋(0761・22・0120)。(三井新)

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