徳島)ベートーベン生誕250年 ドイツ館が記念展

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福家司
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 ベートーベンの生誕250周年記念企画展が9日、徳島県鳴門市ドイツ館(088・689・0099)で始まった。第1次大戦末期、現在の同市にあった板東俘虜(ふりょ)収容所で過ごしたドイツ人捕虜たちが「第九」(交響曲第九番)などベートーベンの楽曲を演奏した足跡などを紹介している。

 パネルやタペストリー20枚と資料6点。徳島、松山、丸亀にあった各収容所と、板東に統合された後の音楽活動を年表で紹介している。板東でのベートーベンの楽曲の演奏は3楽団17公演23曲に上った。収容所内の新聞の記事などから、「人間を束縛から解き放ち、自由をもたらす」「闇から光への道」など、捕虜たちのベートーベンや楽曲への思いが感じられる。

 ドイツ・ボンのベートーベンハウスの資料提供を受け、ベートーベンの生い立ちや第九作曲、演奏の経緯などにも触れている。

 長谷川純子学芸員は「聴覚を…

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