島根)インクルーシブ教育の絵本をシリーズ化

有料記事

大谷秀幸
[PR]

     ◇

 障害のある子どもも、ない子どもも共に学ぶ「インクルーシブ教育」について考える絵本5作品の出版が、4月下旬から始まった。企画したのは鳥取県米子市にある今井書店グループの「小さな今井」。2014年に発達障害をテーマにした「つながろ!~にがてをかえる?まほうのくふう」を出版した時、未発表の作品があることを知っていたからだ。

 5作品は、発達障害、身体障害、色覚障害、吃音(きつおん)症などの内容になる。1作目はもともとA4判だった「つながろ!」をB5判に仕様変更したもの。残りの4作品もB5判で、パステルと色鉛筆で描いてある。

 我が子が赤ちゃんの時は布の絵本を作って一緒に遊んだ。大きくなると、本から指を出せるような仕掛け絵本も作った。自分で話を考えた絵本は、未発表を含めて30作品ほどになる。多くは厚紙などで製本し、手作り絵本にしている。「子育てや学校で働いていた時に子どもたちを見ていて『はっ』とした時に制作につながっていく」という。

ここから続き

 学校司書の時は子どもたちに…

この記事は有料記事です。残り879文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら