銃が売れまくるアメリカで「へこたれない力」を考えた

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アメリカ総局長 沢村亙
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コラム 日曜に想う

 妻は反対した。夫の方も、もともと深い思い入れがあったわけではない。

 それでも人生で初めて銃を購入したわけを、米バージニア州に住む34歳の自営業の男性は私にこう語った。「家族を守らねばという焦りがあって……」

 9ミリ口径の拳銃をネットで注文し、銃器店で受け取った。身元確認の手続きに45分。しめて、280ドル(約3万円)。

 パンデミックで膨大な数の職が吹き飛んだ。真の危機はこれからだ。「間違いなく、人心は荒れる」。なのに政権の対応がこころもとない。「公共の建物や商業施設はともかく、僕らが住むあたりまで守られるかどうか」

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 治安の先行きは見通せないが…

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