休みたいけど休めない、自宅保育要請の中 悩む保護者

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城真弓
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 緊急事態宣言を受け、保育園などに通う子どもについて自治体が「できる限り家庭保育を」と呼びかける中、子どもを預けざるを得ない親たちがいる。仕事を休めなかったり、在宅勤務ができなかったり。緊急事態宣言が延長され、いつになったら安心して登園させられるのかと悩みながら働いている。

 福岡県内の自治体の多くは4月、保育園内の感染リスクを減らすため、保護者の一部職種以外は、できるかぎり家庭保育をするよう保護者に協力を呼びかけた。

 在宅勤務が可能だったり、仕事を休めたりする保護者の多くが登園を自粛したが、中には預けざるを得ない親たちもいる。

 「子どもを感染から守りたいから、園を休むと判断したかったけれど、仕事を休むわけにはいかない。在宅勤務もできない」。そう話すのは、弁護士事務所に勤務する久留米市の女性(34)。

 宣言を受け、業務は減ったが、1日おきに出勤する。普段から、幼稚園児から小学生まで3~8歳の3人の子が熱を出してもできる限り休まない。同僚たちに迷惑をかけないよう気を使ってのことだ。

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 相談者は事務所に来るし、扱…

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