北海道)「星に名前を」1万個に 初山別の天文台

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本田大次郎
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 星に自分だけの名前をつけよう――。北海道初山別村のしょさんべつ天文台が取り組む「マイスターズシステム」に登録された星の数が、1万個に達した。1万個目には、天文台で星空のロマンを語り続け、4月末に亡くなった前職員の名前が付けられた。

 マイスターズシステムは、村内だけで認められる名前を星に付けてもらおうと、1995年から始まった。遠く離れた恋人や亡くなった子どもの名前、卒業時のクラス名や好きなビールの銘柄などが、様々な物語とともに付けられるようになった。

 登録開始から25年をかけ、今年4月27日には登録数が9999個に達した。その翌々日、3月末で天文台の嘱託職員を退いた黒田弘章さんが、亡くなった。63歳だった。

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 天文台は、1989年に開設…

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