尾道市は、デジタル防災無線システムを利用した情報発信を来年6月から始める。いざという時に避難を呼びかける防災情報だけでなく、日常的に行政や地域の情報も流す予定だ。スマホ用の防災アプリを導入するほか、希望する世帯に受信機を無償貸与する。

　戸別受信機は、災害時に避難情報や避難所開設などを知らせる放送を流し、平時は市のイベントなどの情報発信に活用する。町内会単位のお知らせにも利用できるほか、ふだんはFMラジオを聞くこともできる。

　ポケットベルと同じ周波数帯を用いたシステムで、建物内でも電波が入りやすい。コンセントに差してあるか乾電池が入っていれば緊急時は自動で起動し、外にも持ち出せるという。

　受信機の無償貸与は全世帯（…