探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸した際に舞い上がった砂の画像から、リュウグウはかつて、太陽にかなり近い軌道を回っていたらしいことがわかった。東京大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが7日、米科学誌サイエンスに発表した。
発表によると、はやぶさ2が昨年2月、リュウグウに1回目の着陸をした際、撃ち込んだ弾丸や離陸時の噴射で、地表にあったと思われる0・3ミリ以下の赤黒い微粒子が多数舞い上がるのがカメラに捉えられた。
赤黒い微粒子は解析の結果、30万~800万年前の間に太陽にあぶられてできたことがわかった。東京大の諸田智克准教授は「リュウグウはかつて、水星より内側の軌道にいたのではないか」と推測した。
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リュウグウはもともと、火星…
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