コロナ下で休業できずに苦悩 静岡のデイサービス施設

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阿久沢悦子
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 感染予防に全力を尽くすが不安は残る。しかし、休業すれば利用者と家族が困る――。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が今月末までの延長が決まった。静岡県を含む全国に拡大してから3週間近く。この間、悩みながらも業務を続けている認知症デイサービスの施設を取材した。

 「実情を知って下さい」とのファクスを受け取り、牧之原市の「憩(いこい)の家 みち」を訪ねた。開所から14年。昨年は県の優良介護事業所の認定を受けた。毎日午前9時15分~午後4時30分、登録者56人のうち約20人が日替わりで利用している。

 「感染のおそれは常に感じている。本音を言えば休業したい」と施設長の石津道弘さん(48)は言う。

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