現地調査は「正しい雰囲気で」 コロナ起源巡り中国大使

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ウィーン=吉武祐
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 スイス・ジュネーブにある中国政府の国際機関代表部常駐代表、陳旭大使は6日に記者会見し、新型コロナウイルスの起源とヒトに感染した経緯をめぐる現地調査について「正しい雰囲気が必要だ」と述べ、受け入れに慎重な姿勢を示した。この問題では、米トランプ政権が、中国・武漢にある政府系のウイルス研究所から広がったと指摘し、中国が反発している。

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長が今月1日、他の国際機関と協力して「動物由来のウイルスの起源を特定するよう努める」と表明。WHOは将来の感染防止のために解明は重要だとしており、中国が専門家による国際的な現地調査を受け入れるかが焦点となっている。

 陳氏は会見で「調査することは当然、人類にとって有益だ」として、WHOの立場を尊重しつつ「当面はパンデミック(感染の世界的な流行)と闘い、人命を救うことが最優先だ」と主張。国際調査の受け入れについては、問題が政治化されていると不満を示した。

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