埼玉)川口の名門楽団 輝きの調べ40年
佐藤太郎
全日本吹奏楽コンクール出場23回を誇る市民楽団「川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団」が5月で創団40周年を迎える。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今春の全日本アンサンブルコンテストへの出場は流れ、練習ができない状態が続いている。それでも名門楽団の自信が揺るぐことはない。
アンサンブルリベルテは1980年5月に団員12人で発足した。原則週1回、3、4時間の練習を続けてきた。90年には、全日本吹奏楽コンクールに初出場し金賞を受賞。その勢いはとどまることを知らず、全日本出場23回のうち、金賞19回、銀賞4回という輝かしい実績を積み上げてきた。
現在、18歳から55歳までの団員約80人が所属している。10人の川口市民をはじめ、県外からは神奈川県藤沢市、茨城県古河市からも練習会場になっている川口市立十二月田(しわすだ)中学校の卓球場まで通う。結成当時に18歳で、現在は団長として楽団をまとめている越川博さんは「リベルテの生命線は出席率」と話す。就職、引っ越し、結婚などを理由に毎年、団員の4分の1ほどが入れ替わるが「一定以上のクオリティーを保っているのがこの楽団の特徴」と言う。
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全日本コンクールの全舞台を…
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