全米最大の約4千万人の人口を擁するカリフォルニア州のニューサム知事は4日、週内の8日にも、外出禁止令を緩和する考えを明らかにした。書店や花屋などが営業を再開し、利用者が注文した品を取りに訪れることを解禁する見通しだ。同州は3月19日に全米で最も早い州全土の外出禁止令に踏み切っていた。米巨大IT企業の多くが本社を置く同州が経済再開に向けて動き出すことになる。

 ニューサム知事は4日、「早ければ今週金曜日にも、特定の業種が再開できるようになる」と述べた。営業再開が認められるのは、書店などに加えて、衣料品、スポーツ用品、玩具店などの一部の業種と、そうした小売店に製品などを供給する物流網。ただ、消費者は当初は、そうした店舗で、事前に注文した品々のピックアップが認められるだけで、再開される経済活動はまだ限定的だ。

 ニューサム知事は、新型コロナ…

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