増えるプログラミング教室、都市部では供給過剰に?

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生田大介
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 将来コンピューターをうまく活用できるように論理的な考え方などを身につける「プログラミング教育」が今年度から小学校で必修となり、子ども向けプログラミング教室が増えている。船井総合研究所とIT企業のGMOメディアの推計では、2020年の市場規模は約139億円と前年より23%伸び、7年前に比べると20倍以上に増えた。

 教室は大きく2種類に分かれ、ロボットをつくってプログラミングで動かすタイプと、タブレットを使ってゲームなどをつくるタイプがある。ロボットを使う教室の先駆けの一つとなったヒューマンアカデミー(東京)は、「子どもの理科離れを食い止めたい」(担当者)と09年に事業を始めた。教室を運営するフランチャイズ事業者を募ったところ、当初は学習塾中心だったが、パソコン教室や音楽教室、スポーツクラブなどにも広がり、現在は全国に約1500教室、生徒数は約2万5千人に増えた。アジアの6カ国・地域にも80以上の教室がある。

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 一方、近年増えているのが、ゲームなどをつくりながらプログラミングを学ぶ教室だ。IT大手サイバーエージェントの子会社は、昨年4月から「キュレオプログラミング教室」をフランチャイズで展開し、すでに約1500教室に。関数や座標、乱数などプログラミングに必要な約60項目をゲームをつくる過程で習得できる。タブレットを使った教材で独学も可能だ。教室では先生が、子どもたちの学習の進捗(しんちょく)状況や理解度を管理し、アドバイスするという。

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 他社では家庭教師のトライも…

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