岩手)探究型学習で生きる力を 課題解決探る 盛岡一高

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御船紗子
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 各分野で活躍するリーダーが数多く輩出している盛岡一高(佐藤有校長、844人)。2022年度に始まる高校の新しい学習指導要領を見据えて、多角的な視点で考えられる生徒の育成に力を入れている。

 新要領に先駆けて、各校では19年度から従来の「総合的な学習の時間」よりも深い学びが必要になる「総合的な探究の時間」がスタート。盛岡一高が重視しているのは、県産品のブランド化や新たな観光モデルの創出など、地域の課題を生徒自らが主体的に解決方法を探っていくことだ。

 「一足先に社会を経験でき自信がついた」。吉田桜さん(3年)が仲間2人とテーマにしたのが、障害者のことをもっと知ってもらうこと。吉田さんには精神に障害がある家族がいる。昨年度の文化祭で授産施設の利用者が作ったクッキーなどを売りながら、障害者に関するパネルを展示すると、多くの関心を集めた。

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