パチンコ店側「行政による集団リンチだ」 店名公表受け

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茂木克信 岩本修弥
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 新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づき、神奈川県は28日、感染拡大防止のための休業要請に応じない県内の六つのパチンコ店の名前を公表した。なおも要請に応じなければ、休業を指示して履行を強く求めるとしている。

 神奈川県が同日、ホームページで公表したのは、横浜市内の4店舗と、川崎市伊勢原市の各1店舗。

 県によると、まずは24日時点で休業を確認できなかった87店舗に対し、文書で要請に応じるよう通知。そのうち18店舗は、27日の現地調査で営業継続が確認され、さらに6店舗は28日正午時点でも応じていないことから公表したという。

 だが、店名の公表に続く「指示」にも、休業への強制力はない。黒岩祐治知事は28日の記者会見で、これらのパチンコ店について「店内に多くの客が来て、密の状態になっている。感染拡大の危険性がある」と説明。県民に対し「生活に必要な場合を除き、外出自粛の徹底をお願いしたい」と協力を呼びかけた。

 政府の緊急事態宣言を受けて、神奈川県は東京都と同様に6業種に休業を要請した。それでも、県の新型コロナに関するコールセンターには「休業要請に応じていない店舗がある」との情報が13~22日だけで240件寄せられ、その3分の2がパチンコ店だった。

 休業要請に応じていないとして、県が公表した店舗は、「アマテラス」(横浜市保土ケ谷区)、「スロットステラ横浜店」(同西区)、「JUMBO」(同港南区)、「ピーファン六浦店」(同金沢区)、「オークラ武蔵中原店」(川崎市中原区)、「PLEASURE LAND YELL ISEHARA」(伊勢原市)。

店側「この業種だけやり玉に」

 県は28日午後6時45分ご…

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