感染者とデマ拡散された社長 静観やめ顔出し決意
赤田康和
デマを流されたら、どうすればいいのか。新型コロナウイルスの「感染者」というデマの被害者となった長野県松本市の住宅建設会社「小林創建」の小林稔政社長(46)が「インフォデミック」との闘いを振り返る。
「松本保健所管内の会社役員の60代男性」。長野県が県内初の感染を発表したのは2月25日。その翌26日にはデマが流れ始めた。会社の取引先から、「感染者の会社は小林創建」と友人に言われた、と伝えられた。
「なぜだ?」
27日には弁護士に相談したが、「騒ぎ立てて逆に炎上するのは避けたい」として様子を見ることにした。
率先し打ち消し、変わった風向き
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だが、デマの拡散は止まらな…
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