まるで「生き地獄」 手取り半減 タクシー運転手の悲鳴

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藤崎麻里
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 新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛が続くなか、街で目につくのがタクシーの「空車」です。都市部はもちろん、地方の主要駅の前にも長い列が。どれだけお客さんを乗せて走ったかで収入が決まる運転手たちからは、まるで「生き地獄」だと、激減する手取りに悲鳴が上がっています。

 「生き地獄のようですよ」

 東京都内を走る50代のタクシー運転手の男性は、そう話す。

具体的な手取り額は……

 以前は、都心の青山や赤坂を走っていれば、すぐに乗ってくれる人がいた。だが今は、誰も乗せないまま通り抜け、空車のままターミナル駅に着いてしまう。営業職から運転手に転じて2年。こんなことは今までなく、死活問題だ。

 勤めるタクシー会社は完全歩合制で、基本給がない。これまでは、走っていれば、ある程度の収入が得られた。最も稼げる12月は、手取りで48万円。だが、コロナが影を落としてからは1月が34万円、2月が30万円、3月が25万円と目に見えて減少。4月は12万2千円と、先月から半減した。

乗せるのも命がけ

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 だからこそ、少しでもお客さ…

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