押印担当が続ける週1出社 コロナでも「ハンコの壁」

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益田暢子 栗林史子
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務テレワーク)が急速に広がるなか、出社しなければならない大きな理由が、様々な書類に必要な「ハンコ」だ。押印のため出社する人はまだ多いが、政府は感染防止のため外出自粛を強く求めており、押印を廃止して電子契約に移行するケースが目立ってきた。

 フリマアプリのメルカリはコロナ問題を受け、原則オフィスを閉鎖している。それに伴い、8日に取引先との契約では押印をやめ、通常の署名や電子署名に切り替える方針を打ち出した。

 IT企業の同社はすでに社内手続きのペーパーレス化が進んでいる。しかし社外との契約書では押印を求められることが多く、その数は1カ月に200~250にも及んでいた。2月から在宅勤務を始めたが、法務部門では社印を管理する担当者が毎日、押印のために交代で出社していた。

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 しかし感染拡大が続く中、従…

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