Jクラブの看板生かす 地域貢献にあの手この手

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藤木健 清水寿之 編集委員・潮智史
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 新型コロナウイルスの感染拡大で、シーズンの再開が見通せないJリーグ。本業のサッカーを行えないなか、各クラブが社会の役に立とうと動き始めた。

 J1は今季、開幕節の1試合を消化しただけで、2月23日を最後に中断している。試合会場で飲食を提供するはずだったテナントの多くが収入を絶たれ、仙台の本拠に出店していた業者の一つは経営破綻(はたん)した。

 こうした状況を食い止めようと動き始めたのが湘南だ。直近の資金繰りに苦しむ業者を支援するため、飲食代金を先払いする「さきめし」のサービスを活用。本拠周辺のフードパークで活動する約50店が対象で、利用者は公式戦再開後に商品を受け取る形にした。

 既存のシステムでは購入から180日間が有効期限だが、今回の対象店については期限を過ぎても受け取れるようにする。申し込みは特設サイト(https://peraichi.com/landing_pages/view/sakimeshibellmare別ウインドウで開きます)などから行い、客も店も応援メッセージや感謝の言葉を書き込めるような工夫も進めている。湘南の担当者は「お客さんとお店双方の声を届けて、支援を広げていきたい」と話す。

地元企業、物産展を紹介

 全国各地で外出の自粛が呼びかけられるなか、身動きの取りづらい消費者と店舗をつなぐ取り組みを始めたところもある。

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 鹿島は今月1日からクラブの…

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